かけっこで速く走るためには、まずどこを鍛えると思いますか?
多くの方は「太もも」や「ふくらはぎ」など足回りのトレーニングを思い浮かべるのではないでしょうか?
もちろん脚の筋肉も大切ですが、実は腹筋がとても重要です。
腹筋といっても、お腹にはたくさんの筋肉があります。
シックスパックと呼ばれる、6つに割れたお腹の筋肉、、ではありません。
足が速くなるには腸腰筋、これが重要です。
腸腰筋は腰の骨と足の骨を繋いでいるインナーマッスルで、足を引き上げるために使われます。
この筋肉が働くと、膝を素早く高く引き上げて、力強く地面を蹴るための力を生み出すことができるのです。
腸腰筋の弱い子は膝が上がらず地面を蹴ることができません。そのため足を踏み込んで足の力で身体を前に運ばなければなりません。
いわゆる足が流れるという走り方になりがちです。
あるスポーツチームに在籍している子に、腸腰筋を重点的に鍛えさせたところ、チームで一番足が速くなりました。
もちろん、速く走るには腸腰筋以外の筋力や走るフォームなど、他の要素もあります。
しかし、腸腰筋が不足していると正しいフォームまでもっていくこともできないので、まず鍛えることをおすすめします。
腸腰筋を鍛えるトレーニングは、足をあげる動きのトレーニングとなります。
代表的なのは足を上げるレッグレイズが挙げられます。
下の動画で紹介していますので、参考にやってみてください。
https://youtu.be/xbGPq5WLslM?si=ARMxsl2juHy7cNYh&t=255
次の動画ではかけっこの動きの中で、腸腰筋やバランス力を向上させるワークアウトを紹介しています。
腸腰筋はバク転でも重要になります。
それは、後方に跳んで手をつき、身体を起こしてくる最終局面です。
この最終局面で、お腹に力を入れて足を振り下ろす「アフり」という動作で腸腰筋の爆発的な力を使います。
アフりが上手にできると、連続バク転やバク転からの宙返りに繋がります。
今日からぜひ、腸腰筋トレーニングを取り入れてみてください。
「自分でもできる!」という自信が、走りにも技にも大きな差を生みます。腸腰筋を鍛えて、バク転もかけっこも上手になりましょう!
バク転の習得を通して、子どもたちの未来の可能性を広げることを目指しています。バク転習得に向けた身体作りをサポートする各種資格を持っています。
・NESTAキッズコーディネーショントレーナー
・KOBA式体幹☆バランスAthleteトレーナー
・日本バク転協会バク転インストラクター