みなさんは、急にボールが目の前に飛んできたとき、どのように反応しますか?
多くの人は、反射的に目をつぶり、首をすくめ、手で頭を覆うようにし、背中を丸めるでしょう。これは、人間が危険を察知したときに自然に発動する防御反応です。私たちの身体は、外部からの衝撃を避けるために、本能的に自らを守る動作を取るのです。
怖いときには身体を丸めて内側を守ろうとするのは、ごく自然なこと。しかし、バク転に関しては、このような防御反応が逆に大きな危険を招いてしまいます。
バク転は後方にジャンプしながら地面に手をつく動作です。安全に成功させるためには、身体を大きく反らせることが必要不可欠です。しかし、怖さのあまり身体を丸めてしまうと、手を地面につくことができず、結果として頭や背中から落下してしまいます。
つまり、バク転をする際には「怖いから縮こまる」のではなく、「怖いからこそ身体を大きく伸ばす」ことが求められるのです。この意識の切り替えが、バク転習得の難しさといえます。
怖いと感じたときに、それでも勇気を出して身体を伸ばし、思い切ってジャンプし、腕をしっかり振る。これがバク転を安全に行うための鍵なのです。
しかし、頭では理解していても、恐怖心を克服して身体を思い切って動かすのは簡単ではありません。そのため、初心者がバク転を習得する際には、トレーナーの存在が非常に重要になります。
トレーナーは、バク転を実施する人の身体を腕で支え、ジャンプの勢いをサポートし、万が一失敗しても怪我をしないように補助します。補助があることで恐怖心が軽減され、安心して動作を練習することができます。
また、繰り返しトレーナーの補助を受けながら練習することで、バク転の正しいフォームや力の入れ方を身体に覚えさせることができます。初めのうちは補助がないと難しい動作でも、何度も経験することで身体が自然に動きを覚え、徐々に補助なしでも成功できるようになっていくのです。
「バク転なんて自分には無理…」と思う人もいるかもしれません。しかし、バク転は特別な才能がないとできないものではなく、適切な指導と練習を積めば誰でも習得可能な技です。
マット運動が苦手な子や怖がりな子であっても、「バク転をやってみたい!」という気持ちがあれば、時間をかけて練習することで必ず上達します。
バク転を成功させるために最も大切なのは、「恐怖を乗り越える勇気」と「繰り返し練習する姿勢」です。
その勇気をもつのが難しいんだよ!
そうおっしゃる方もいるかもしれません。
大丈夫です。怖いと感じても、トレーナーの補助を受けながら少しずつ慣れていくことで、無理なくステップアップしていくことができます。
バク転ができるようになると、運動能力の向上はもちろんのこと、大きな達成感を得ることができます。また、自信がつくことで他のスポーツや新しいことに挑戦する意欲も高まるでしょう。
「バク転をやってみたい!」と思ったら、ぜひバク転教室に参加してみてください。専門のトレーナーがサポートしてくれる環境なら、安心して練習に取り組むことができます。
バク転習得への第一歩は、お子様の「やってみたい!」という気持ちです。まずは気軽にバク転教室に飛び込んでみましょう。
バク転の習得を通して、子どもたちの未来の可能性を広げることを目指しています。バク転習得に向けた身体作りをサポートする各種資格を持っています。
・NESTAキッズコーディネーショントレーナー
・KOBA式体幹☆バランスAthleteトレーナー
・日本バク転協会バク転インストラクター