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怪我続出でラジオ体操が“禁止”になった保育園
2025-07-01

怪我続出でラジオ体操が“禁止”になった保育園

こんにちは。先日、「怪我続出でラジオ体操が“禁止”になった保育園がある」という話題がネット上で取り上げられていました。
発端は、2024年9月にFRIDAYに掲載されたこちらの記事です。
https://friday.kodansha.co.jp/article/391370

元の記事がこの1記事だけでしたので、実際は状況やニュアンスは違うのかもしれませんが、記事によれば、運動中に起きた具体的な事例は次のようなものでした。

  • ジャンプした際に足をくじいてしまう
  • 上半身を回した際にバランスを崩し、倒れ込んでしまう
  • 腕を斜めに振った際に肩が外れてしまう

いずれもラジオ体操の動きとしては特別なものではありません。
それにもかかわらず、このような怪我が起きる背景には、子どもたちの基礎的な運動能力の低下があると指摘されています。

一部の話?それとも社会全体の兆候?

私自身の子どもが通っている保育園や小学校では、もちろん運動の得手・不得手はありますが、ここまで極端に動けない子は見かけませんでした。
ですから、今回の話は「特殊なケースなのでは?」とも思えます。
ただ一方で、私が開講している運動クラスにも「うちの子は運動が苦手なので、少しでも楽しい経験を…」という想いで通ってくださるご家庭は少なくありません。
特にここ数年、そういったご家庭が少しずつ増えている実感もあります。

実際、文部科学省が実施している「体力・運動能力調査」においても、コロナ禍以降、子どもたちの体力や運動能力の低下が数字としても表れています。
また、「運動が好きではない」と答える子どもの割合も注目すべき点です。
男の子はここ数年は減少していますが長いスパンで見ると増加傾向。
特に女の子においては長期的に見て「運動嫌い」の増加が続いています

運動は健康のためだけではない

運動と聞くと、「体を鍛えるため」「健康維持のため」といったイメージを持つ方も多いかもしれません。
もちろんそれも大切ですが、実は運動には以下のような多面的な効果があることがわかっています。

  • ストレスの軽減や情緒の安定
  • 集中力や学習効率の向上

つまり、将来的に運動を職業にするかどうかにかかわらず、子ども時代に「運動を嫌いではない状態を育むこと」には非常に大きな価値があるのです。

どうやって運動の習慣をつけていくか?

運動能力の育成は、特別なトレーニングをしなければならないものではありません。
たとえば日常のなかでも、次のような工夫で子どもの運動習慣をサポートすることができます。

① 公園遊びを活用する

ジャングルジム、ブランコ、滑り台など、昔ながらの遊具は運動発達にとても役立ちます。
お友達と一緒に鬼ごっこやかくれんぼをすれば、自然と走ったり、方向転換したり、他者との位置関係を把握したり、多様な運動能力が身につきます。
アスレチックがあるとなおよいです。アスレチックで遊ぶときは、そばについてあげて、転落を防ぐようにだけして見守り、終わったらたくさん褒めてあげてください。

② 家の中でできる運動

外に出られない日でも、リビングや廊下で軽く身体を動かすだけでも効果があります。
子ども向けの運動動画も公開していますので、ぜひご家庭で活用してみてください。
https://www.youtube.com/@byun_to_kids
https://www.instagram.com/byun_to_kids

③ 習い事を活用する

「どうしても家庭での運動習慣づけが難しい…」という方は、近隣のスポーツ教室もひとつの選択肢です。
ただし、いきなり競技志向の強いスポーツに入れると、子どもが「比べられること」や「叱られること」で苦手意識を持ってしまうこともあります。
まずは「楽しむこと」「体を動かすことの心地よさを知ること」を大切にしている教室を選ぶのがよいでしょう。

子どもの「好き」を育てるために

今回のような「ラジオ体操で怪我」が起きる事例は、現時点ではまだ一部かもしれません。
しかし、日々の生活の中で「運動すること」が当たり前でなくなってきていることは、多くのご家庭に共通する問題でもあります。

子どもたちにとって大切なのは、「運動が得意かどうか」ではなく、「身体を動かすことにポジティブな印象を持てるかどうか」です。
そのためには、身近な大人たちが楽しく体を動かしている姿や、無理のない形で運動を取り入れる環境が何よりの後押しになります。

ぜひ、子どもたちと一緒に、少しずつでも「体を動かす楽しさ」に触れる時間を作ってみてください。
それが、将来への大きな力となっていくはずです。

錦糸町キッズバク転教室!はバク転の習得を目標としているので、「難易度が高いな・・」と感じる場合は、飯田橋で運動クラスがありますので、そちらを御覧ください!
https://www.ascentnation.com/trampoline/coaches/byun_to_sensei/courses/56

この記事を書いた人

著者近影
TETSUYA先生 バク転トレーナー

バク転の習得を通して、子どもたちの未来の可能性を広げることを目指しています。バク転習得に向けた身体作りをサポートする各種資格を持っています。
NESTAキッズコーディネーショントレーナー
KOBA式体幹☆バランスAthleteトレーナー
日本バク転協会バク転インストラクター