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いろいろな道具を使おう
2026-01-02

いろいろな道具を使おう

あけましておめでとうございます。
2026年、新年最初の投稿になります。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて今回は、「いろいろな道具を使おう」というテーマでお話しします。

サッカーや野球、バスケットボール、テニスなど、多くのスポーツは、身体だけでなく道具(ボール・ラケット・バット・靴など)を使って行う競技です。

そして競技としては、それらの道具に素材・大きさ・重さ・硬さなど、細かい規格が定められています。

「正しい道具=上達」は本当?

スポーツを始めると、年代に合った道具を揃えて練習していきます。
保護者の方としても、「ちゃんとした道具で練習した方が上達するのでは?」と思われることが多いと思います。
もちろん、これは間違いではありません。

  • 試合では規格に合った道具が使われる
  • その道具で成果を出す必要がある
  • だから、試合に向けて同じ条件で練習することは大切

この点はとても重要です。

ただ一方で、「上達のためには最初からずっと規格通りで」という考え方に縛られすぎると、伸びるチャンスを逃してしまうことがある、という点が今回お伝えしたいポイントです。

練習の目的は「試合の再現」だけではない

試合に向けた練習も大事ですが、成長の過程ではそれ以上に大切なことがあります。

それは、

  • 感覚をつかむ
  • 動作の質を上げる
  • 対応力・適応力を育てる
  • 身体の使い方の引き出しを増やす
  • 「できる」を積み重ねて自信をつける

このような土台ができてこそ、規格通りの道具でもパフォーマンスが安定してきます。
そしてこの“土台づくり”にとても効果的なのが、あえて規格外の道具を使う練習です。

たとえばサッカーの場合

「上達するためにはJFA規格の4号球を使いましょう」と言われることがあります。
もちろん、試合は4号球で行われますから、慣れておくことは大切です。

ただ、すべての練習を4号球で行う必要はありません。

リフティング練習を例にとってみます。

初心者の子にとって

4号球は大きくて重く、上手に蹴らないと安定しません。
その結果、

  • うまくいかない時間が長くなる
  • 「苦手」「嫌い」という感情につながる
  • 成功体験が作りづらい

こういったことが起きやすくなります。
そこで初心者の子には、

  • 大きめのゴムボール
  • 軽いビーチボール
  • 柔らかいボール

などを使うと、落下が遅いので蹴りやすく、多少ポイントがズレても続きやすくなります。
回数が続くことで、身体の使い方・タイミング・足首の感覚などが学びやすくなります。

上級者の子にとって

逆に上級者の子は、4号球でのリフティングが簡単になってきます。
この状態が長いと、

  • 練習が作業化する
  • 集中が落ちる
  • 限界を超える刺激が入らない

ということも起こります。
そこで上級者の子は、サッカーボールより小さいテニスボールや、場合によってはボールではないモノを使ってみるなど、難易度を上げることで、「ボールを乗せる位置」「足首の角度」「身体のバランス」など、細かい感覚が磨かれ、動作の精度が向上します。

「違う道具」を使うことのメリット

道具が変わると、ボールの弾み方、重さ、回転、飛び方が変わります。
すると子どもは自然に

  • 今まで通りではうまくいかない
  • どうすれば対応できるか
  • 自分で工夫して試してみる

というプロセスを経験します。
この過程が、運動能力の伸び(適応力)につながります。

「上達している子ほど、変化に強い」
これは現場でもよく感じることです。

他のスポーツでも同じことが言えます

サッカーに限らず、他のスポーツも道具を扱うため、同様の工夫ができます。

バスケットボールでは、少し小さいボールでドリブルをしたり、重いボールでパス練習をすることで、手首や指先の感覚が育つことが期待できます。

野球では、小さいボールで捕球したり、柔らかいボールで打撃練習をすると恐怖心が減り、動作が安定しやすくなることが期待できます。

テニスでは、反発の少ないボールで打ったり、もっと短いラケットを用いることで、ミートポイント・スイング軌道が整いやすくします。

他にも、裸足で走ることで、足裏感覚が育ち、姿勢やバランスが変わるでしょう。

道具を変えることは「遊び」ではなく「学び」

道具を変える練習は、一見すると遊びのように見えることもあります。
ですが実際は、

  • 成功しやすい環境をつくる
  • 失敗の怖さを減らす
  • 身体感覚を育てる
  • 工夫する力を育てる

というように、レベルや目的にあわせてとても意味のある「学び」を多く含みます。
道具は「目的」に合わせてどんどん変えていいのです。

  • 試合に近づけたい練習 → 規格に合わせる
  • 感覚を育てたい練習 → あえて変える
  • 自信をつけたい練習 → 成功しやすい道具を選ぶ

道具を揃えたのに、練習が嫌になってしまうのは本末転倒です。
「続く」「楽しい」「できる」が何よりも成長につながります。

子どもたちは「変化」の中で成長します。
いつも通りの練習だけでなく、少しだけ常識を外して道具を変えてみると、身体や感覚が刺激され、対応力が育ちます。

ぜひ、ご家庭でも「ちょっと変わった練習」を一緒に見つけて、楽しんでみてください!

この記事を書いた人

著者近影
TETSUYA先生 バク転トレーナー

バク転の習得を通して、子どもたちの未来の可能性を広げることを目指しています。バク転習得に向けた身体作りをサポートする各種資格を持っています。
NESTAキッズコーディネーショントレーナー
KOBA式体幹☆バランスAthleteトレーナー
日本バク転協会バク転インストラクター
JFAサッカーDライセンスコーチ

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