あけましておめでとうございます。
2026年、新年最初の投稿になります。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて今回は、「いろいろな道具を使おう」というテーマでお話しします。
サッカーや野球、バスケットボール、テニスなど、多くのスポーツは、身体だけでなく道具(ボール・ラケット・バット・靴など)を使って行う競技です。
そして競技としては、それらの道具に素材・大きさ・重さ・硬さなど、細かい規格が定められています。
スポーツを始めると、年代に合った道具を揃えて練習していきます。
保護者の方としても、「ちゃんとした道具で練習した方が上達するのでは?」と思われることが多いと思います。
もちろん、これは間違いではありません。
この点はとても重要です。
ただ一方で、「上達のためには最初からずっと規格通りで」という考え方に縛られすぎると、伸びるチャンスを逃してしまうことがある、という点が今回お伝えしたいポイントです。
試合に向けた練習も大事ですが、成長の過程ではそれ以上に大切なことがあります。
それは、
このような土台ができてこそ、規格通りの道具でもパフォーマンスが安定してきます。
そしてこの“土台づくり”にとても効果的なのが、あえて規格外の道具を使う練習です。
「上達するためにはJFA規格の4号球を使いましょう」と言われることがあります。
もちろん、試合は4号球で行われますから、慣れておくことは大切です。
ただ、すべての練習を4号球で行う必要はありません。
リフティング練習を例にとってみます。
4号球は大きくて重く、上手に蹴らないと安定しません。
その結果、
こういったことが起きやすくなります。
そこで初心者の子には、
などを使うと、落下が遅いので蹴りやすく、多少ポイントがズレても続きやすくなります。
回数が続くことで、身体の使い方・タイミング・足首の感覚などが学びやすくなります。
逆に上級者の子は、4号球でのリフティングが簡単になってきます。
この状態が長いと、
ということも起こります。
そこで上級者の子は、サッカーボールより小さいテニスボールや、場合によってはボールではないモノを使ってみるなど、難易度を上げることで、「ボールを乗せる位置」「足首の角度」「身体のバランス」など、細かい感覚が磨かれ、動作の精度が向上します。
道具が変わると、ボールの弾み方、重さ、回転、飛び方が変わります。
すると子どもは自然に
というプロセスを経験します。
この過程が、運動能力の伸び(適応力)につながります。
「上達している子ほど、変化に強い」
これは現場でもよく感じることです。
サッカーに限らず、他のスポーツも道具を扱うため、同様の工夫ができます。
バスケットボールでは、少し小さいボールでドリブルをしたり、重いボールでパス練習をすることで、手首や指先の感覚が育つことが期待できます。
野球では、小さいボールで捕球したり、柔らかいボールで打撃練習をすると恐怖心が減り、動作が安定しやすくなることが期待できます。
テニスでは、反発の少ないボールで打ったり、もっと短いラケットを用いることで、ミートポイント・スイング軌道が整いやすくします。
他にも、裸足で走ることで、足裏感覚が育ち、姿勢やバランスが変わるでしょう。
道具を変える練習は、一見すると遊びのように見えることもあります。
ですが実際は、
というように、レベルや目的にあわせてとても意味のある「学び」を多く含みます。
道具は「目的」に合わせてどんどん変えていいのです。
道具を揃えたのに、練習が嫌になってしまうのは本末転倒です。
「続く」「楽しい」「できる」が何よりも成長につながります。
子どもたちは「変化」の中で成長します。
いつも通りの練習だけでなく、少しだけ常識を外して道具を変えてみると、身体や感覚が刺激され、対応力が育ちます。
ぜひ、ご家庭でも「ちょっと変わった練習」を一緒に見つけて、楽しんでみてください!
バク転の習得を通して、子どもたちの未来の可能性を広げることを目指しています。バク転習得に向けた身体作りをサポートする各種資格を持っています。
・NESTAキッズコーディネーショントレーナー
・KOBA式体幹☆バランスAthleteトレーナー
・日本バク転協会バク転インストラクター
・JFAサッカーDライセンスコーチ
2025-11-06
2024-11-20
2024-09-13
2025-05-22
2025-07-01
2024-03-07