こんにちは。 サッカー未経験、ルールもあやふやなおじさんが、このたびJFA公認D級コーチライセンスを取得しました。
ここでは、実際に受講して感じたことをお伝えします。
このライセンスは、サッカー指導の“入口”にあたるものです。 講習は 1日完結(場所によっては2Daysの場合もあるそうです)で、親サッカーコーチとしての基礎の基礎を学びます。
たった1日ですが、「子どもたちに関わる大人として何を大切にすべきか」をしっかりと学べるよう、JFAが厳選して絞り込んだ内容となっていました。
申込み自体はとてもシンプルです。
人気の講習は選考になることもあるため、申込み時の「受講理由」は丁寧に記入するのがおすすめです。
ちなみに、受講者の中にはスニーカーで参加している方もいましたが、安全のためにトレーニングシューズがあると安心です。
私が受講した日は天候の関係で、午前に実技・午後に座学というスケジュールでした。通常は午前に座学、午後に実技となります。
子どもを対象としたトレーニングを、受講者同士で実践します。 ウォーミングアップ、パス練習、ドリブル、ミニゲームなどを行い、順番に「コーチ役」となって指導を体験しました。
ここで大切なのは「サッカーの上手さ」ではなく「コーチとしての伝え方」。
技術よりも“どう声をかけるか”“子どもが楽しく取り組めるか”がポイントでした。
ですので、講習のためにサッカーを練習していく必要はまったくありません。
そして各トレーニングについては目的の明確化の重要性を学びました。
午後は短い時間でJFAの理念を中心に学びます。 特に印象に残ったのは「セーフガーディング(子どもの安全と権利を守る考え方)」と「コーチの役割」について。
JFAはサッカーを“勝ち負けのスポーツ”としてではなく、“心を育てる場”として捉えていることが伝わってきました。 座学とグループワークを通じて、「サッカーを通じて子どもたちに何を伝えるのか」という根っこの部分を考えさせられます。
受講が終わると、認定証をいただきました。
そして帰宅後に3,000円の登録料を支払って完了です。登録料の支払いを忘れると、ライセンスが取得できないので注意が必要です。
D級コーチライセンスは、あくまでスタート地点です。 本格的な指導法を学ぶのはC級以降のライセンスですが、「JFAが大切にしている理念」を知ることには大きな意味があります。
全国の指導者が同じ方向を向くことで、子どもたちが安心してサッカーを楽しめる環境がつくられていく。 そのための共通言語を学ぶのが、このD級講習だと感じました。
JFA公認D級コーチライセンスは、「サッカーを学ぶ」というよりも、「子どもを理解し、寄り添うための学び」でした。
サッカーの技術や戦術よりも、「子どもを認め、励まし、安心させる」ことが、まず最初に求められていました。
これから子どもたちのチームを支えたい方、サッカーを通じて子どもの成長に関わりたい方には、ぜひおすすめしたい講習です。
子どもが上達していく姿を一番近くで見られるのは、私たち保護者です。
その私たちが少しでも“サッカーの見方”や“声かけ”を理解できるだけで、きっと子どもたちの笑顔は増えるはずです。
まずはスタートラインに立ってみませんか? その一歩が、子どもたちの未来をもっと明るくするきっかけになると思います。
バク転の習得を通して、子どもたちの未来の可能性を広げることを目指しています。バク転習得に向けた身体作りをサポートする各種資格を持っています。
・NESTAキッズコーディネーショントレーナー
・KOBA式体幹☆バランスAthleteトレーナー
・日本バク転協会バク転インストラクター