「小学生に筋トレをさせると身長が伸びなくなる」
「小学生にウェイトトレーニングは危険」
こうした声を耳にしたことがある保護者の方は多いのではないでしょうか。
結論から言えば、筋トレそのものが悪いのではありません。問題は内容とやり方です。
小学生に筋トレが良くないと言われる理由の多くは、
といった懸念です。
しかし、ここで見落とされがちなのが「過度な」という前提です。
高校生や大人のアスリートが行うような、
こうした内容は、発育途上にある小学生の身体には明らかに負担が大きすぎます。
成長期の骨には「成長軟骨(骨端線)」があり、ここに過剰なストレスがかかればケガのリスクは高まります。
また、無理なフォームは姿勢不良や腰・関節の痛みの原因にもなります。
精神的な側面も無視できません。
「やらされる追い込み」は、競技へのモチベーション低下やストレス増大につながります。
なお、「筋トレが身長の伸びを直接止める」という明確な科学的根拠は現在のところ十分ではありません。
しかし、過度な負荷が成長期の心身に好影響を与えないことは明らかです。
適切な筋力トレーニングは、むしろ推奨されるケースが多いです。
適切な強度・頻度で行うトレーニングには、
といった多くのメリットがあります。
特に近年の研究では、正しく指導された子どもの筋力トレーニングは安全であり、パフォーマンス向上や傷害予防に効果的であることが示されています。
(参考記事)
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0949328X20301903
https://fasanofitnesstraining.com/wp-content/uploads/2025/06/youth-training.pdf
保護者の方が構えてしまう理由の一つは、「筋トレ」という言葉の印象にあります。
しかし、少し視点を変えてみてください。
これらはすべて、自重トレーニングや坂道ダッシュと同じ身体刺激です。
子どもは本来、遊びの中で自然に筋肉や心肺機能を鍛えています。
筋トレは「遊びから動きを切り出して整理したもの」に過ぎません。
適切な範囲であれば、本質的に危険なものではないのです。
高重量は必要ありません。
高重量で運動を行うと、無理な姿勢や力の入り方になります。
まずは正しい姿勢・正しい動作を身につけることが最優先です。
その日の体調を無視して、長時間のトレーニングを強制する環境は不適切です。
笑顔が消えるトレーニングは、やりすぎのサインです。
単調な反復はどうしても飽きてしまいます。
ゲーム性を持たせる、競技とのつながりを説明するなど、子どもが「やりたい」と思える工夫が重要です。
小学生に筋トレはダメ、というのは誤解です。
過度なトレーニングは避けるべき。
しかし、適切なトレーニングはむしろ有益。
保護者の正しい理解が、子どもの未来の可能性を広げます。
小学生年代は、筋肥大を追い求める時期ではありません。
この時期の目的は、
つまり「土台づくり」です。
焦って成果を求める必要はありません。
長期的に競技を続けられる身体と心を育てることこそ、最大の目標です。
子どもの成長段階に合わせた、安全で楽しいトレーニング環境を整えてあげましょう。
バク転の習得を通して、子どもたちの未来の可能性を広げることを目指しています。バク転習得に向けた身体作りをサポートする各種資格を持っています。
・NESTAキッズコーディネーショントレーナー
・KOBA式体幹☆バランスAthleteトレーナー
・日本バク転協会バク転インストラクター