幼少期にどんな能力を重点的に向上するべきかというと、私はバランス力を挙げます。
なぜなら、バランス力はあらゆる動きにおいて重要な要素になっているからです。
サッカーやラグビーなどコンタクトのあるスポーツでは、身体が接触したときにバランスが大きく崩れます。そのときに体勢を立て直す力が強いと、安定してプレイを継続する力になります。
野球の投球、ラケットでのサーブやレシーブ、サッカーでのボールキックなど、片足での不安定な動作を行うスポーツにおいても、安定した動きのためにバランス力は必須です。
また、前後左右に激しく細かく動く場合にも、慣性に伴って重心が激しくぶれます。そのときに姿勢を安定させるのもバランス力です。
走る動作1つをとってもでも頭がぶれずに走れるだけでもタイムに影響します。
動きの少ないアーチェリーや弓道、ダーツ等においても、ぶれの少ない安定した姿勢を維持することは重要なファクターとなります。
あらゆるスポーツに共通して必要であるし、スポーツの様々な局面やポジションで重要になってくるのがバランス力です。
逆にいうと、バランス力を向上させると、全体的なパフォーマンスの向上が見込めます。
更に言うと、怪我のリスクも下げ、選手としての長い活躍を可能にするのも、バランス力です。
幼少期からバランス力を鍛えておくことは、どんなスポーツをやるにしても役に立つスキルとなります。
鍛えると言っても、幼少期は特別なことをする必要はありません。
幼稚園の通園のときに、歩道の脇に低いでこぼこの石垣があればその上を歩くだけでもバランス力は向上します。
忍者ごっとと言えば子どもは喜んで歩きます。
毎日通園するだけで、どんどんバランス力ば向上します。
公園に行けば、ブランコを囲う柵も立派なバランス器具になります。手を持ってあげて歩くだけです。
お家でお馬さんごっこも手軽です。上手になってきたらお父さんのお馬の背中に立ってみましょう。即席のサーフィンになります。
日々の生活の中、遊びの中でちょっと手間をかければバランス運動はいくらでもできます。
小学校くらいになったら、バランスボールを買うものおすすめです。
バランスボールの上に座る、四つん這いになる、立つ、色々な体勢でバランス運動ができます。
スポーツをやり始めたら、練習の中にバランス運動を取り入れましょう。
片足で立つ、けんけんをする、軸がブレないように走ってみる。
練習の中にバランス運動を取り入れて、総合的にパフォーマンスアップをしましょう。
バク転の習得を通して、子どもたちの未来の可能性を広げることを目指しています。バク転習得に向けた身体作りをサポートする各種資格を持っています。
・NESTAキッズコーディネーショントレーナー
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・日本バク転協会バク転インストラクター