こんにちは。
バク転を習ってるとき、ジャンプしたあとは足を伸ばして!と言われると思います。
足を伸ばすとバク転が綺麗に見えるのですが、「綺麗に見えなくてもいいから、回ればいいじゃん!」と感じていないでしょうか。
実は足を伸ばすのには見た目以外にも大切な理由があります。
今回は、バク転で足を伸ばすことのメリットを2つ解説いたします。
後方にジャンプするというのは怖いものです。
なので、早く回って安心したくて、ジャンプ後すぐに膝を曲げて小さく回ろうとしてしまいがちです。
ジャンプ後すぐに膝を曲げてしまうということは、ジャンプの途中でジャンプをやめてしまうということです。これだと、最後まで蹴り切ることができません。
大人の脚力であればそれでも回りきれることもありますが、特に子供だとジャンプ不足になることがあります。
その結果、頭からゴチンと着地するバク転になりがちです。手をつくことができても不自然な角度で着手すると手首を痛める原因になります。
強く大きく跳ぶことで、腕を伸ばして着手できるスペースが作れるので、膝を伸ばしきるくらい蹴り続けてください。
指先、爪の先まで蹴り切る気持ちで、足のすべてをジャンプに捧げることが大事です。
アフりとは、バク転の後半、倒立の姿勢から腕で地面を押しつつ腹筋に力を入れて足を入れ込んでくる動作です。
足を伸ばして身体全体にテンションをかけることで、力強いアフりが生まれます。
子供の頃、物差し定規をしならせて、消しゴムを飛ばした経験はないでしょうか?しなることで溜めたパワーで、強いアフリを生み出します。
アフりが強くできると、着地時に身体が起き上がってきますので、バク転やバク宙など次のアクロバットにつなげやすくなります。
以上の理由から、バク転は足を伸ばして綺麗に回るようにしましょう!
バク転の習得を通して、子どもたちの未来の可能性を広げることを目指しています。バク転習得に向けた身体作りをサポートする各種資格を持っています。
・NESTAキッズコーディネーショントレーナー
・KOBA式体幹☆バランスAthleteトレーナー
・日本バク転協会バク転インストラクター